Interview03
先輩が伸ばしてくれた力で、
次の世代の力を伸ばしていく。
ゼミの先輩たちがIT業界で
働いていた理由が
分かった気がします。
私は本が好きだったこともあり就職活動中は出版業界を中心にまわっていました。ただ、ゼミの先輩が全員IT企業に就職していたこともあって、IT業界も視野にいれていたんです。まったくの偶然ですが近所のお兄さんがサイバーコムで働いていて「良い会社だし楽しいよ」と聞いていたので、サイバーコムの選考を受けてみました。
面接で話を聞くなかで、育成の仕組みがしっかりしていて、文系でも活躍できると聞いて安心しました。ITの技術はこれからますます必要になりますし、私自身、新しいことを知るのが好きなので、いろいろな分野の会社と取引があるサイバーコムなら楽しく仕事ができそうだと思って入社を決意しました。入社後は、長く財務管理システムの開発に携わっています。最初は先輩について学びながらテスト工程から始めたのですが、徐々に製造や設計などにも関わるようになり、入社半年後にはお客様と直接やり取りしながら新規プロジェクトを担当しました。
成長の近道は、
自分で正解を考えること。
お客様からいただく要望のなかには、最初はどうやったら実装できるのか分からないものもあります。それでも、しっかりと検証して解決策を見つけられたときは達成感がありますし、仕事のやりがいに繋がります。入社して意外だったことは、思った以上にお客様や社内のメンバーとのコミュニケーション力が大事になることです。
初めて先輩の力を借りずにお客様とやり取りをして、最後まで工程を終わらせることができたときには、非常に達成感も感じましたし、エンジニアとして働いていく上で大事なことを学べた気がしました。先輩に答えを聞いてばかりではなく、お客様とのやり取りのなかで「今度は図を使って説明してみよう」とか、「実際の機能をお見せしながら話してみよう」と自分で考えることの大切さに気づかされたんです。
それまでも、困ったときにはよく上司に相談していましたが、そこでもらえるのは「答え」ではなく「ヒント」でした。自分で考える余地を残してくれたからこそ、自分で考える習慣がついたんだと思います。自ら答えにたどり着くまで粘り強くサポートしてくれた先輩たちには、本当に感謝しています。その結果、社内表彰の新人部門でベストルーキー賞を受賞できたことは、とても嬉しかったです。今は徐々に後輩のサポートをすることも増えてきたので、先輩にしてもらったことを後輩たちに返していきたいと思っています。